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zoom RSS カレリアの行進曲によせて

<<   作成日時 : 2016/08/16 16:18   >>

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今、練習している曲のひとつに、ジャン・シベリウス作曲の「カレリア」組曲より「行進曲風(Alla Marcia)」があります。

シベリウスはご存じのようにフィンランド出身の作曲家。

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(Wikipedia)



新婚旅行の時に、カレリア地方と呼ばれるフィンランドとロシアとの国境地帯を訪れ、その地方の民謡や伝説からインスピレーションを得て、この曲を作曲したと言われています。




カレリア地方はフィンランド人の精神的な故郷とされていますが、ロシアとの間で紛争があり、大半がロシア側に割譲されてしまいました

それゆえに、この曲はフィンランド人の心に訴えるものがあるのでしょう。




フィンランドとは「フィン人の国」という意味ですが、このフィン人の起源、特に言語的な起源はアジアにあると言われます。

そうすると、何となくこの曲にも私達と共通のものが流れているような気もして参りますね。




実は、私はフィンランドを家族で訪れたことがあり、北極圏のサーリセルカ村(Saariselkä)まで行って、酷寒の中、オーロラを見ました。あのサンタクロースの村よりもさらに200km余り北です。

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(その時の生写真)


現地は (このブログを書いている今) 8月15日午後2時ですが、気温は10℃しかありません。 (by Google)




カレリアの行進曲はとても印象的な曲ですので、吹奏楽の楽譜が見つかった時は「おっ!」と思ったものです。

写真でご覧になれると思いますが、細かい音符が並んでいます。
これは、Solo Clarinetパート。

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たかだか4分半ほどの楽曲ですが、音符は全部で904個(ほぼ正確)。
平均すると3.3個/秒
そのうち2分音符が4個で、あとの900個はそれより短い音符です。




Tenor Saxophoneの方は、ずっと筋トレのごとく刻みが続いたかと思いきや、急に高いF、Eも出てくるというあり様。

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Flute/Piccoloはどうでしょうか。これは、はるか上空、成層圏あたりを飛んでいるみたいですね。

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確かに、パート譜だけ見ていると「何じゃコリャ?!」という感じです..

しかし、合奏してみると、
淡々としたベースと中音域の刻みの上にクラリネットの流麗なメロディーが流れ、フルートが輝きを添える。

そして、メロディーの波がフーガのごとく押し寄せてくると、ここぞという所で金管群の毅然としたファンファーレが高らかに鳴る

という、素晴らしい構成です。

大作曲家・シベリウスが一つ一つ紡いだ音を真摯に追いかけていくことに、(結構キツイけど)喜びを感じるのは私だけではないでしょう。




前回の合奏練習では、指揮者から「いろいろなことが起きますが、ハモることを信じて頑張りましょう」と励まされました。

どの曲もそうかもしれませんが、まさに“One for All”の精神で取り組んで初めて全体像が見えてくる曲ですね。

この曲が仕上がった時には、演奏技術だけでなくメンバーの結束も一段と固くなるものと信じられる、そんな1曲です。



(参考)
フィンランド政府観光局 →こちら
Saariselkä観光課  →こちら


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